元ハースのF1ドライバーであるロマン・グロージャンは、昨年のF1バーレーンGPでの恐ろしい事故の後に病院のベットにいる間もモータースポーツを離れることは決して考えなかったと語る。F1バーレーンGPのオープニングラップで、ロマン・グロージャンは大クラッシュを喫してマシンは炎上。なんとか生還したグロージャンは、もっと酷い事態になった可能性もあるが、幸いにも手の火傷と足首の捻挫で済んだ。
ハースF1チームを去ったロマン・グロージャンは、2021年にインディカーに転向。また、どのF1チームかはまだ未確認ではあるものの、“お別れテスト”が計画されており、今後もレースキャリアの続行に意欲的だ。「2020年は激しいシーズンだった」とロマン・グロージャンは racinggames.gg に語った。「シーズン開幕とパンデミックの間、僕は毎週レースに出かけ、eスポーツチームを設立していた。それからバーレーンでのクラッシュがあり、次に何が起こるか分からなかった」「病院のベッドで、最初に考えたのは『どうすればモータースポーツに戻ることができるか』あった。できる限り長く、そして、一生懸命に頑張ってきたので、レースをやめることは決して考えなかった」「インディカーはいつも頭の片隅にあたし、インディカーで再びレースをしたいと思っていた。eスポーツを使ってサーキットを学んだ。幸運なことに、ほとんどのゲームでインディカーとサーキットを見つけることができた」F1で10回表彰台を獲得したロマン・グロージャンは、eスポーツチームの立ち上げと成長について語り、独自のシミュレーターを使用することが、インディカードライバーとしての新しいシーズンに向けた準備に貢献したことを明らかにした。「事故後、最初にレースに復帰できたので、シム(リグ)を家に置いてよかった」とロマン・グロージャンは説明した。「私は、左手が適切な状態にあり、皮膚が問題ないことを確認するために、かなりシムに参加した。家でかっこいいおもちゃがあるだけでなく、それはリハビリにも非常に役立った」「僕はずっとeスポーツに目を光らせていたけど、昨年のパンデミックによって、eスポーツチームを立ち上げるのに最適な時期だと感じた。僕は物を作るのが好きだし、その時に自分にふさわしい人を雇う機会を得ることができた」