ロマン・グロージャンは、ハースF1チームのシートを失う危険に晒されていると元F3000ドライバーでデンマークで解説者を務めるジェイソン・ワットは語る。今年、ハースF1チームは予選では速さをみせているものの決勝ではレースペースに苦戦。チームはケビン・マグヌッセンには満足しているものの、ロマン・グロージャンはパフォーマンスを発揮できずにいる。
「彼が2020年まで契約を延長するとは思わない」とジェイソン・ワットは Ekstra Bladet に語った。ジェイソン・ワットは、ハースF1チームはF1オーストリアGPの“敗者”だと語る。ケビン・マグヌッセンは予選で5番グリッドを獲得したが、決勝でペースは崩壊し、19位でレースを終えた。「ケビンは週末に最高のシングルラップを刻んでいたかもしれないが、翌日にそれが成果を挙げることはなかった。ハースは危機に瀕している」とジェイソン・ワットはコメント。「少なくとも予選は本当に良いマーケティングだ。それはヘルムート・マルコを苛立たせるに違いない」ヘルムート・マルコに言及したのは、ハースのタイトルスポンサーを務めるのレッドブルに戦いを挑んでいるリッチエナジーだからだ。だが、リッチエナジーは英国の自動車メーカーであるホワイトバイクスとの著作権問題で敗訴。現在、ハースF1チームのマシンに鹿の角のロゴマークを掲載することができずにいる。また、英国の裁判所は、損害賠償を査定するためにリッチエナジーのハースF1チームへのタイトルスポンサーに関する財務状況を明らかにするように命じている。
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