ロマン・グロージャンは、F1シンガポールGP初日のフリー走行1回目で、皮肉なことにルノーのクラッシュゲートの現場となった“ピケ・コーナー”でクラッシュした。1年前のシンガポールGPでネルソン・ピケJr.がクラッシュしたターン17ので出口は、パドックでは“ピケ・コーナー”という不名誉なあだ名がつけられている。そんな話題のコーナーで、ピケJr.の後任としてルノーのシートを獲得したロマン・グロージャンがクラッシュを喫した。
グロージャンのクラッシュは当然故意ではなく、単に路面のグリップ不足によるものだが、騒動によってタイトルスポンサーのINGなど多くを失ったばかりのルノーにとっては、なんとも笑えない事故である。