ハースF1チームのロマン・グロージャンは、F1アメリカGPでのインシデントでペナルティポイントが10点に到達。今シーズン中に12点に達して1レースの出場停止になることを懸念している。F1アメリカGPのオープニングラップで、ロマン・グロージャンはシャルル・ルクレールに追突。事故の責任があるとしてペナルティポイントを1点加算された。
12ヶ月以内にペナルティポイントが累積12点に到達するとドライバーは1レースの出場停止となり、ロマン・グロージャンはF1メキシコGPでさらに2点を追加された場合、次戦ブラジルGPには参戦できないことになる。2012年のF1ベルギーGPの事故で次のイタリアGPを出場停止となった経験のあるロマン・グロージャンは、ペナルティポイントが累積されるという現状への懸念を示した。「本当に最悪な状況だ。あと2ポイントしか残されていない」とロマン・グロージャンはコメント。「今回のレース後には1ポイント減るし、ブラジルGPの後にも2点減るので、そこは少しはマシだけど、時々、理由もわからないようなペナルティポイントが科されるときがある」F1アメリカGPのスチュワードは、ロマン・グロージャンにもっと多くのペナルティポイントを科す可能性もあったが、接触前にストレートで減速していたとして1点のみの加点に抑えたと述べている。ロマン・グロージャンは、自分のミスを犯したことを認めつつも、スチュワードの裁定は厳しいとの見解を示した。「1周目のレーシングインシデントだと捉えることもできたはずだ。確かに僕はミスした。あまりリスクを冒したくないと思っていたので、ブレーキが不十分だったし、減速していなかった。それに先行マシンの乱気流の中にいた」「でも、レースの1周目だし、そういうことは起こるものだ。僕たちが何かを成し遂げようとするたびにペナルティが科されられていたら、レースは退屈なものになってしまう。僕は十分に罰せられていた。僕のレースも台無しになっていたからね」「F1には世界で最も優れたドライバーたちが集まっているはずなのに、このようなポイントシステムは必要? 僕にはわからない。NASCARに当てはめてみれば、彼らは1年に3回は出走停止になるはずだ」今週末はどのようにしてトラブルを避けるつもりかと質問されたロマン・グロージャンは「ベストを尽くすつもりだ」とコメント。「オースティンでは強引に行きたくはなかったし、バトルから一歩引いていたけど、乱気流の影響を受けてしまった。良いスタートを切って、全てがうまくいくことを祈るだけだ」
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