ロマン・グロージャンは、今シーズン末でハースF1チームのシートを喪失するという心配はしていなかったと語る。今シーズン、ロマン・グロージャンは開幕8戦連続でノーポイントを続けていた一方で、チームメイトのケビン・マグヌッセンが4度の入賞を果たしていたことから、グロージャンのシート喪失説が広まった。
特にアゼルバイジャンGPとスペインGPでは不必要なクラッシュを喫しており、2012年のF1ベルギーGPで多重クラッシュを引き起こして1レースの出場停止処分を受けた頃に戻ったのではないかと見る者もいた。しかし、最近のロマン・グロージャンはパフォーマンスを好転させており、過去9戦で31ポイントを獲得。その期間ではケビン・マグヌッセンよりも多くのポイントを獲得している。このパフォーマンスがチームを納得させ、ハースはF1ロシアGP前に2019年もロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンのラインナップを継続させることを発表している。ロマン・グロージャンは「誤解してほしくないけど、来年ここにいられないと心配したことは一度もなかった」とコメント。「シルバーストン後のある時点でこのままではいけないことはわかったけど、どこにかに解決策はあると思っていたし、自分が挽回できることはわかっていた」「ドイツがそのポイントだったと思う。好調だった。チームがそれを見てくれていて、一緒にうまくやっていけることはわかっていた」「序盤の状態を続けていたら、うまくいかなかっただろうけど、その時点から何をする必要があるかはわかっていたし、状況はポジティブな方向に進むと確信していた」