ロマン・グロージャンは、2017年のライバルだったマクラーレンとルノーが大きな飛躍を果たすことを予想するが、その一方でハースはメルセデスPUを搭載するフォース・インディアやウィリアムズと戦えると考えている。2016年にF1に新規参入したハースF1チームは、ルノー、ザウバー、マノーの前でコンストラクターズ選手権8位で初年度を終了。2017年もマクラーレンとザウバーを上回り、8位を維持した。
マクラーレンはホンダとのパートナーシップを解消して2018年からルノーのF1パワーユニットを搭載。一方、ルノーも追加のリソースを投入してワークスチームの順位を上げるために努力を続けている。ロマン・グロージャンは、2018年にマクラーレンとルノーがミッドフィールドで大きな躍進を果たすと考えているが、ハースはその前のフォース・インディアやウィリアムズと戦うことになると予想する。「一部のチームはそれほどパワーユニットが強力ではなかったし、順位を上げるチームと下がるチームが出てくるだろう」とロマン・グロージャンはコメント。「自分たちがやるべきベストなアプローチは、自分たち自身の仕事に集中することだと思う。僕たちはどこを改善するべきかをわかっているし、もっと向上させるために本当に集中する必要のあるエリアがいくつかある」「アップデートを投入するときは、事前にしっかりと検証して確実に機能させる必要がある。実際に行うべきではないことに3ヵ月を失わないようにしなければならない。ひとつの例だけどね」「マクラーレンは来年かなり強くなるだろう。彼らは膨大なリソースを抱えているし、おそらくF1で最大規模のファクトリーを有しているからね」「ルノーのエンジンはしっかりしたエンジンだ。彼らは信頼性の問題に見舞われていたけど、パワー的には戦えるレベルにいる。ルノーは好調を維持しているし、開発もかなり順調で、すでに僕たちの前にいる」「問題はウィリアムズとフォース・インディアだ。もちろん、マクラーレンはレッドブルとともにそのレベルに行くだろうし、ルノーもそれに続くだろう」「問題はフォース・インディア、ウィリアムズ、僕たち、そして、新しいパワーユニットを搭載するトロ・ロッソだ」2017年のコンストラクターズ選手権で、フォース・インディアは4位、ウィリアムズは5位で終えている。