ロマン・グロージャンが、スパ・フランコルシャンで開催されるF1ベルギーGPへの意気込みを語った。ベルギーは、ハース・オートメーションのヨーロッパ拠点です。何度も訪れ、多くのハース・オートメーションのカスタマーと交流してきましたね。彼らはF1でのチームとジーン・ハースの努力をどのように受け止めていますか?ハース・オートメーションと一緒に何かをする度、非常にうまく組織化されているし、出席している全てのゲストからいつもとても温かい歓迎を受けている。
ハース・オートメーションを代表してF1を戦うのは素晴らしいことだ。モータースポーツのビッグネームだし、産業においてもビッグネームだ。彼らのカスタマーに会うとき、特にジーン(ハース)と一緒のときは、いつも彼らはとてもハッピーだ。ビッグファミリーのように感じているし、その一員でいることを嬉しく思っている。スパでの予測不能な天候にはどのような準備をしていますか? コースの一部はクリアでドライな一方で、他の場所はウェットで滑りやすいことがありますよね?基本的に何もしない。コントロールできないことだからね。予選やレースデイではそれについてあまり心配はしないものだ。そうだね、決定はしなければならないけど、スパでは白か黒かということは決してない。スパはドライバーズトラックと呼ばれています。なぜですか?とにかく素晴らしいトラックだ。とても高速なコーナーがあるし、ターンも多くて、タイプも頃なる。高速なものあれば、低速なものもある。全体的にバラエティに富んでいる。走っていてとてもいいフィーリングが得られる。スパは、タイトでツイスティなセクションと高速ストレートとコーナーが組み合わせられています。特にターン8〜15はそうですね。トラックのあらゆる異なる側面に取り組むためにどのようにクルマをセットアップしますか? あるセクションで優勢を得るためには、他のセクションを犠牲にしなければなりませんか?スパでは常に異なるアプローチを見ることができる。高速セクションのセクター1とセクター3で速いか、コーナーが多いセクター2で速いかのどちらかだ。両方ともかなりうまく機能するので、どのようにレースにアプローチしたいかの問題だ。クルマでオー・ルージュとラディオンを駆け抜けるときに感じる感覚を表現できますか? そのセクションは全開でいけますか?全開でいった一周目は気分が悪くなるよ。上下するのでジェットコースターのようだ。レースでそれがでくるか?と考える。でも、一旦全開でいってしまえば、全てOKになるし、Gフォースを楽しめる。利用できる最大限のダウンフォースを得るためにクリーンエアーでオー・ルージュに入ることはどれくらい重要ですか?確かにミスはしたくないコーナーだ。クリーンエアーの予選はかなりいい感じだ。その一方で、大きなトーが得られれば、ターン5の進入で大きなアドバンテージを得られる。両方の哲学に関してちょっとした議論があるね。最も最近の表彰台は去年のベルギーGPで獲得していますね。9番手からスタートして、ずっと3位を走り、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのメルセデスデュオの後ろでフィニッシュしました。どのようにどれほど多くのポジションを上げられたのですか?去年のベルギーでは良いクルマがあった。予選は4番手だったけど、ギアボックスペナルティによって9番手からスタートした。僕たちには良い戦略があったし、セーフティカーのタイミングも良かった。何台かオーバーテイクして、表彰台を獲得することができた。正直、全てが計画通りにいった週末のひとつだった。去年のベルギーGPの前の最後の表彰台は2013年のオースティンでのアメリカGPですね。表彰台に戻れてどのような気分でしたか? 特に2度のポイントフィニッシュのみに終わった2014年シーズンに耐えたあとでしたし。スタッフ全員、そして、自分自身のために本当に嬉しかった。僕たちはトラックで完璧な週末を過ごした。関係する全員にとって非常に良い気分だった。今シーズン序盤にハースで初ポイントを獲得したのと同じような感覚だったよ。厳しい2014年シーズンの後、2015年のスパのようなレースができたことは、決意とハードワークによって表彰台は可能だということを思い出させましたか?自分がベストではなかったり、レースには勝てないと思ってレース週末に挑むなら、家で子供と一緒にいた方がいいだろう。僕は常に表彰台を望んでいるし、いつもレースに勝とうとしている。もちろん、多くはクルマ次第だけど、最終的に諦めることはできないし、常にベストを尽くすよう努めている。それが本来あるべきメンタリティだ。ジュニアカテゴリーでスパで味わったマイルストーンや瞬間はありますか?2011年にあそこでGP2のタイトルを獲得した。素晴らしい年だったね。スパのお気に入りの部分は?1つだけ選んで、お気に入りだと言うことはできないよ。サーキット全体がとにかく素晴らしい。スパのラップを解説してください?ラ・スルスのヘアピンで始まる。とても低速なコーナーだ。オー・ルージュを全開で走るには良い立ち上がりが必要だ。そのあと最初の右・左のコーナーであるターン5に入る。通常は4速ギアだ。ターン7はかなり楽しい。下りの高速コーナーだ。ターン8はブレーキがトリッキーだ。ターン9のために出口の右側にうまく位置する必要がある。その後のターン10とターン11のダブルの左コーナーは再び大きなダウンヒルだ。サーキットで最速のコーナーだね。そのあと2つ目の右・左のコーナーがある。ターン5と6よりも少しスピードを維持できる。次のダブルの右コーナーは非常に長いバックストレートに向けてとても重要だ。そのあと、バスストップ・シケインを抜ける。ビッグブレーキングが必要だ。そして、非常にトリッキーな低速コーナーがある。出口のトラクションはトリッキーだ。とても難しい。うまく走れれば、良いラップタイムを刻める。関連:2016 F1ベルギーGP テレビ放送時間&タイムスケジュール