ロマン・グロージャンは、今週末のF1モナコGPで2014年のジュール・ビアンキの9位フィニッシュを祝う特別なヘルメットでレースをする。将来を有望視されていたジュール・ビアンキだが、2014年のF1日本GPでのクラッシュで頭部を損傷。意識を取り戻すことなく、2015年7月17日にこの世を去った。
ジュール・ビアンキは、2014年のF1モナコGPで9位入賞を果たし、マルシャ(現マノー)に2ポイントをもたらした。これはチームにとって現在でも唯一の獲得ポイントとなっている。この偉業は、それを目撃した全員に愛情と感動とともに記憶されている。当時ロータスでジュール・ビアンキと順位を争ったロマン・グロージャンは、ビアンキの功績を称えるために相応しい立場にいた。ジュール・ビアンキは8位でフィニッシュしたが、5秒ストップペナルティをセーフティカーが中に行ったとしてレース終了後に5秒のタイム加算され、9位のロマン・グロージャンと順位が入れ替わっている。ロマン・グロージャンは、TwitterでF1モナコGPのために用意したヘルメットを公開。ヘルメット後部には、ジュール・ビアンキの肖像画、F1で永久欠番となっているジュール・ビアンキのカーナンバーである17、そして「MONACO 2014 P9」の文字が入れられている。関連:2016 F1モナコGP テレビ放送時間&タイムスケジュール