ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、F1第14戦ハンガリーGP予選で4番手を獲得。フロントロウまであとわずか0.05秒、ポールポジションにも0.07秒差という接戦の中で、好調な走りを見せた。メルセデス勢は予選を通じて一貫したスピードを発揮しており、ラッセル自身もQ3で力強いファイナルラップを記録。最終コーナーまで順調にまとめながらも、ターン1のわずかなミスが惜しまれる内容となった。
「あと0.05秒でポールだったと思うと、ちょっと悔しいね」とラッセルはコメント。「ターン1でほんの小さなミスがあって、そこで0.1秒を失ってしまった。それがなければ最前列に並べていたかもしれない。でも全体的にはポジティブなセッションだったし、クルマの調子も良かったから満足している」「明日は雨の可能性もあるし、スタートポジションとしてはまずまず。ここでのレースはタイヤマネジメントとトラックポジションがすべてだから、いい戦略を取って上位を狙っていきたい」チーム代表のトト・ヴォルフも、ラッセルの予選内容を称賛しつつ、わずかな差に悔しさを滲ませた。「ジョージは本当に素晴らしいラップを走ってくれた。全体としてこの週末は強さを見せられていたし、予選でもそれをしっかり結果に繋げてくれた」とヴォルフは語った。「ターン1での小さなミスがなければ、間違いなくフロントロウに並べていたと思う。それでもこの位置からなら十分にチャンスがある。天候も不安定そうだし、決勝では戦略面でも柔軟に動ける体制を整えていく」b>Q:ポールまで0.1秒もない差でしたが、あまり満足そうには見えません。今の心境を教えてください。ジョージ・ラッセル:P4で0.05秒差っていうのは、やっぱり「もしも」の気持ちが残るよね。ちょっとしたミスもあったし、何かできたんじゃないかって思ってしまう。ただ、すごく不思議なセッションだった。Q3ではみんながすごく遅くなっていて、僕も1/10遅くなったけど、他のドライバーたちは0.3~0.4秒落ちてたから、自分を責めすぎる必要はないかな。昨日や今朝と比べれば、P4は大きな進歩だと思う。Q:今日の展開を受けて、明日に向けて何が起こるか読めなくなってきている印象ですが?ジョージ・ラッセル:「混乱してる」というよりは、「何が起こるか全く分からない」って感じだね。Q3終盤の路面温度は37度だったけど、予選開始の20分前までは55度あった。そういう温度変化はパフォーマンスに大きく影響する。明日は少なくともシャルルと戦えたらいいなと思ってるけど、アストン勢も意外と強そうだね。