ジョージ・ラッセルは2025年F1ベルギーGP決勝を5位でフィニッシュし、メルセデスに貴重なポイントをもたらした。アレクサンダー・アルボンとの中団争いを制して順位を上げたものの、本人は「P5という結果は実際のペース以上に見える」と語り、今のマシンの戦闘力に満足しているわけではない。
ここ数戦で見られるパフォーマンス低下についても言及し、「数か月前に取った開発の方向性が裏目に出ている可能性がある」と認めたラッセル。シーズン前半の状態に立ち返る必要があるとし、チーム全体で立て直しを図る重要性を強調した。Q:ジョージ、ドライバーズパレードで話したとおり、今日はアルボンを抜いて、今できるベストの結果だったのでは?ジョージ・ラッセル: うん、間違いなくそうだね。でも最近のレースで僕たちがなぜここまでペースを失ってるのか、その理由を理解しなきゃいけない。もちろんチーム全体にとってもフラストレーションの溜まる状況だよ。今日のP5は実際の速さよりも良く見える結果だったと思うけど、少なくとも今できる最大限は出せたから、その点では満足してる。アルボンとのバトルを制するも「今のペースには課題がある」とラッセルQ:では今後チームとしてどう立て直していくべきだと思いますか?ジョージ・ラッセル: 2か月くらい前に明確に開発の方向を変えたんだけど、正直言ってそのタイミングから僕たちは後退してしまったように思う。こういうことは、実際に何が原因かを掴むまでに何戦かかかることもあるけど、今の状況を見る限りでは、シーズン前半にあったクルマの状態に戻すべきだと感じている。