ジョージ・ラッセルは、F1カナダGPの終盤でルイス・ハミルトンとホール・トゥ・ホイールのバトルをした際に、ハミルトンを「信頼」できると確信したと語った。ラッセルは日曜日のレースの大半で経験豊富なチームメイトの先頭を走っていたにもかかわらず、最終シケインでマクラーレンのオスカー・ピアストリを追い抜こうとしたことでハミルトンの後ろに後退した。
ラッセルはシケインのランオフエリアに飛び出すしかなく、路面が濡れていたため、貴重なタイムを失ってしまった。しかし、ラッセルのペースが優れていたこと、そしてタイヤのアドバンテージがあったことから、ラッセルはシケインへの大胆な動きでハミルトンを追い抜くことができた。ハミルトンはトラックの中央にとどまったため、ラッセルはレーシングラインから外れて濡れたままの右側を通らざるを得なかった。ラッセルは、トラックが濡れていたためコーナーで一瞬バランスを崩したが、ポジションをキープし、自身とメルセデスにとって今年初の表彰台を獲得した。7度のワールドチャンピオンとの戦いを振り返り、ラッセルはレース後のFIA記者会見で「ルイスとの戦いは、いつも本当に厳しく、フェアだ」と語った。「偉大なドライバーとレースをするときは、彼らを信頼できると分かっている。そして、最後にそれを見ることができて本当に良かった」ジョージ・ラッセルがキャリア2度目のポールポジションを獲得したことで、メルセデスにとって今年これまでで最も強力な週末となった。ラッセルは、いくつかの不必要なミスがなければ、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで優勝の可能性もあったと感じている。「正直に言うと、今週末の前にポールポジションと3位と言われても信じなかったかもしれない」とラッセルは付け加えた。「しかし、マックスが言ったように、誰にとっても非常に難しいレースだった」「1ミリでも外れたら、レースは終わりだ。僕としては、重要な場面でミスが多すぎたせいで、レース終盤でこの2人と戦うチャンスを失ったと思う」「新しいミディアムタイヤなら終盤でも十分に戦えると思ったので、ピットインしようとしたんだ。正直なところ、今になって振り返ってみると、僕らのペースは本当に良かったと思う。君たち2人はミディアムタイヤだった?そうだね、彼らはミディアムで、僕はハードだったから、おそらく僕たちは本当に強いポジションで戦えたと思う。でも、もし物事がどのように展開したかを知っていたら、多くの変更点があっただろうね。でも、僕らは進歩を遂げることができたので満足している」「アップグレードをプッシュしてきたことが本当に成果として表れてきているので、チームをとても誇らしく思う」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿