ジョージ・ラッセルは、メルセデスF1がレッドブルに追いつく有望な兆候を見せていると考えており、ライバルはシーズン開幕以来「一歩後退」したと主張している。モナコGPで初のメジャーアップグレードを導入したメルセデスはスペインGPでダブル表彰台を獲得。その勢いはモントリオールGPでも健在で、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2位のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)を追いかけた。
今季はほとんどのレースで20秒以上あったマックス・フェルスタッペンとの差も、カナダでは通常のチェッカーフラッグが振られる状況で初めて15秒を切った。メルセデスはカナダでのペースアップの可能性について悲観的な見方をしていたが、チームはモントリオールでのパフォーマンスに満足しているかと尋ねられたラッセルは「間違いなくね」とメディアに語った。「バルセロナというサーキットは僕らに合っていたと思うし、カナダはまったく逆のサーキットだったど、それでもアストンマーティンとかなり良いペースで戦えたと思う」「マックスもそれほど前にいるようには見えなかった」メルセデスは今年、運勢を改善するために着実に前進しているが、ラッセルは実力で勝利に挑むにはまだ長い道のりがあると警告する。「ある程度、彼らは僕たちに少し近づいてきているように感じる。フィールド全体と比較したアベレージを見ると、どういうわけかレッドブルが少し後退しているように見える」とラッセルは説明した。「彼らが3歩リードしていたけど、今は2歩リードしている。つまり、彼らにはまだ多くのマージンがあるということだ」「最近、彼ら(レッドブル)が18レース中17レースで優勝していると聞いた。彼らは本当にいい仕事をしているけど、僕たちが流れを変えられるまでそう長くはないことを願っている」