ジョージ・ラッセル 「ルイス・ハミルトンと対立する理由はない」

チャレンジングなシーズンにもかかわらず、ジョージ・ラッセルはメルセデスF1でのデビューシーズンに感銘を与え、F1キャリアベストのドライバーズランキング4位でシーズンを終了。F1サンパウロGPでの初優勝はチームにとってシーズンで最初で最後の勝利となった。24歳のジョージ・ラッセルは、7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンとの健全な関係を維持する自信を表明した。「ワンツーを戦っている場合には、ダイナミクスはわずかに異なるけど、それは当然のことだ」とジョージ・ラッセルはCrash.netの質問に答えた。「でも、僕たちはキャリアの非常に異なる段階にあると思う。ある意味で本当に協力しているようなに感じている」「来年、ワンツーフィニッシュが可能なクルマを手に入れれば、チームがそれを達成するのを助けるために一緒に貢献したことを誇りに思うだろう。そうすれば、僕たちは自分たちのビジネスに取り掛かることができる」「でも、対立する理由はない。僕たちは良い関係を築いている。僕たちはお互いに敬意を払う必要がある。例としてメキシコではお互いに敬意を払ったと思う」「チーム全体でその重要性を認識している。僕たちの関係が壊れ始めたら、それはチームに影響を与え、最終的には完全に循環し、僕たちにも影響を与えることになるだろう」「僕たちはこれからも築き上げていくことができると思う。どちらかといえば、時間の経過とともに僕たちの関係はより親密になるだろう」ジョージ・ラッセルは、ルイス・ハミルトンに35ポイント差をつけて2つ前の順位でフィニッシュ。2011年のジェンソンバトン、2016年のニコ・ロズベルグに続き、F1シーズン中に同じマシンでハミルトンを倒した3人目のドライバーとなった。だが、ジョージ・ラッセルは、メルセデスでの最初のシーズンを通して、ルイス・ハミルトンの前でフィニッシュすることの重要性を繰り返し軽視してきた。ルイス・ハミルトンに対するパフォーマンスに個人的な満足を感じているかと質問されたジョージ・ラッセルは「自分の個人的なパフォーマンスについてある程度満足しているのは確かだ」「今シーズンの初めにルイスが少しトリッキーな走りをしたことは周知の事実だし、たぶん、そのおかげでさらにポイントを獲得する機会が得られた。でも、同様に、僕たち二人の間はかなり平等だし、それは僕にとって良いことだ」「レーシングドライバーは、コースに出るたびに最速になりたいと思うものだ。また、公平であることは飲み込むのが難しい薬でもある。なぜなら、僕たちは、自分自身を信じており、それを最大限に活用できると常に信じているからだ」「でも、ルイスのような人がそばにいて、そのような高いレベルで、週に一度、週ごとにパフォーマンスを発揮している場合、毎週チーム内で最速になれるわけではない」「今年獲得したポイントの量は、昨年のチャンピオンシップでは十分に3位で終えられていただろう。時として1秒以上もペースを落としていたクルマのことを考えると、僕はそれをとても誇りに思っている」