ウィリアムズF1のジョージ・ラッセルは、アレクサンダー・アルボンが必ずF1に戻ってくると信じていると語る。2018年のFIA-F2で印象的なパフォーマンスを見せたアレクサンダー・アルボンは、2019年のトロロッソのF1ドライバーに抜擢され、最初の12戦での安定したレースを評価され、シーズン途中にピエール・ガスリーと交代でレッドブル・レーシングへと昇格した。
レッドブル・レーシングのF1マシンにも素早い順応を見せたアレクサンダー・アルボンは、2020年のフル参戦で高いレベルでのパフォーマンスを期待されたが、期待された結果を残すことはできなかった。レッドブル・レーシングは、2021年にセルジオ・ペレスを起用することを決定し、アレクサンダー・アルボンはレッドブルF1のテスト兼リザーブドライバーに降格させられ、今季はDTMに参戦することが決定している。しかし、F2時代のライバルで親友のジョージ・ラッセルは、ファンがアレクサンダー・アルボンをF1で見るのはまだ最後ではないと信じている。「いつもアレックスと連絡を取り合っている。彼は最も親しい仲間の1人だ」とジョージ・ラッセルはコメント。「いくつかの理由でレッドブルではとても苦労したけど、アレックスは素晴らしいドライバーだ。彼は近い将来、F1に戻ってくると確信している」しかし、ジョージ・ラッセルは、アレクサンダー・アルボンに今シーズンのDTMでのレースを軽視しないよう忠告する。「DTMは非常に厳しいチャンピオンシップだ。F1とは大きく異なる。そして、そこの人たちは自分たちがやっているの絶頂期にあるし、彼は新しい分野を学ばなければならないので、実際に彼にとってかなりの難しい挑戦になるだろう」DTMからF1に参戦したドライバーは少なくはない。ポール・ディ・レスタやパスカル・ウェーレインといったドライバーが、DTMで王座を獲得した後、F1でその実力を示している。アレクサンダー・アルボンは、4月7日にホッケンハイムで行われたDTMテスト初日に6番手タイムをマークしている。