カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)とケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)は、F1パワーユニットのコンポーネントの交換により、F1フランスグランプリの決勝を最後列からスタートする。カルロス・サインツJr.は、金曜日にコントロールエレクトロニクスを交換した後、10グリッド降格が確定していた。サインツは、2週間前にオーストリアグランプリでF1-75のリアが炎に包まれるパワーユニットの問題に見舞われた。
だが、金曜日のフリー走行をトップで終えていたカルロス・サインツJr.は、土曜日にさらなるパワーユニットのコンポーネント交換を示唆していた。カルロス・サインツJr.だけでなく、同じフェラーリユーザーのケビン・マグヌッセンもPUコンポーネントを交換。新しい内燃エンジン、ターボチャジャー、MGU-H、MGU-Kを新品に交換した。二人はそれぞれ新しいエキゾーストも投入。シャルル・ルクレール、フェルナンド・アロンソ、角田裕毅も新しいギアボックスコンポーネントを投入したが、これらの変更でペナルティは課せられない。「少し他の車でオーバーテイクできるか試してみた。たくさん必要になるとわかっていたからね。予想より少しトリッキーだったと言わざるを得ない」とカルロス・サインツJr.は語った。「主に、バックストレートが追い風だったことによる。この追い風では、スリップストリームとDRS効果が少し低いようだ」「でも、他に選択肢はない。オーバーテイクする方法を見つける必要があり、そのための最良の薬は、今よりも日曜日に少し速くなることだ。全員が日曜日のエンジンモードを走らせるときにオーバーテイクできる最高速度があるかどうか見てみよう。 たくさんの場所を作る必要があるので、そうであってほしいね!」