FOTAが設立を宣言した分裂シリーズに関する噂が飛び交っている。パドックでは“ニュー・フォーミュラ”という仮名が飛び交い、2010年カレンダーは全17戦になるとの憶測が広まっている。報じられたところでは、新F1の開催地は、F1を開催した経験のあるサーキットがカレンダー入りするとされている。
候補地にはブエノスアイレス(アルゼンチン)、メキシコシティ(メキシコ)、ヘレス(スペイン)、イモラ(イタリア)、モントリオール(カナダ)、インディアナポリス(アメリカ)、マニクール(フランス)、アデレード(オーストラリア)が含まれている。今シーズンのF1カレンダーに入っているサーキットの名前も挙がっている。モナコ、シルバーストン、シンガポール、モンツァ、アブダビ、シンガポール、鈴鹿といったグランプリサーキットのほかに、アルガルベ(ポルトガル)、ユーロスピードウェイ・ラウジッツ(ドイツ)、サーファーズパラダイス(オーストラリア)、さらにはフィンランドの首都であるヘルシンキの名前さえ取りざたされている。しかし、F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは、FOTA8チームに対する今後の姿勢を変える可能性があることも示唆している。当初は、予算キャップ導入に不快感を示すチームの考えに理解を示していたエクレストンだが、今では「自由な出費は、我々のF1に災いをもたらし、台無しにするだろう。そうなれば最悪なことであり、彼らはF1を破滅に導くことになる」とコメントしている。「酷い管理になることが目に見えている。どんな形であれ乗っ取りは望んではいない。彼らは自分のチームさえも運営できていない。F1がチームの管理下に置かれれば、彼らはF1を破壊してしまうだろう」エクレストンは、新F1の開催地がリークにあきれ返っており、FOTAシリーズはF1には太刀打ちできあにだろうとみている。「我々はチームに1ペニーも負担をかけさせることなく、グランプリを開催している。我々がフェラーリやマクラーレンを必要とする以上に、彼らは我々を必要とするはずだ」「彼らがサーキットで行っているのは、マシンにスポンサーロゴを貼って準備しているだけだ。大金をかけて世界中のテレビ視聴者にそれを示せているのは、私の準備があるからだ」「肝心なのは、彼らチームがF1のライバルとなり得るチャンピオンシップを準備できないという点だ」