フォーミュラE 第4戦 メキシコシティE-Prixの決勝が2月16日(土)に行われ、ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)がポールポジションを獲得した。今週末にレースが開催されるメキシコシティのアウトドローモ・ヘルマノス・ロドリゲスは、今シーズンのレース開催地の中で最も高地となる海抜2,200mの場所に位置しており、気圧と酸素濃度の低さがパワートレインとバッテリーの冷却に対する新たなチャレンジとなる。
スタートではパスカル・ウェーレインが好発進を決めてトップをキープ。2番手にオリバー・オーランド、3番手にルーカス・ディ・グラッシ、4番手にセバスチャン・ブエミと日産の2台が順位を上げる。3周目、ネルソン・ピケJr.(ジャガー)がマシンを大破させる大クラッシュ。ピケJr.に怪我はなかったが、レースは赤旗中断となる。約30分間の中断を挟み、レースは残り約40分+1周から再開された。再開後は大きなインシデントはなく、接戦のレース展開。終盤にセバスチャン・ブエミがルーカス・ディ・グラッシを抜いて3番手に浮上。ローランド、ブエミと日産勢が2-3体制となるが、彼らのアタックモードのバトルの隙をついてルーカス・ディ・グラッシが2番手に浮上。快適なリードを築いてきたパスカル・ウェレーインだったが、最後の最後にバッテリー残留に苦しみルーカス・ディ・グラッシの猛追を受ける。日産勢もバッテリー切れでズルズルと順位を下げ、最終的にファイナルラップでコース上でストップする。そして、レースは劇的な結末。最終ラップの最終コーナーの立ち上がりでルーカス・ディ・グラッシがパスカル・ウェーレインを抜いてチェッカー。見事な逆転勝利を収めた。アウディは今シーズン初勝利。2位でラインを通過したパスカル・ウェーレインは、ディ・グラッシのバトル中にシケインカットをカットしたとして5秒加算ペナルティを科せられて6位に降格。2位表彰台にはアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMW)、3位に表彰台にはエルアルド・モルタラ(ベンチュリー)が続いた。フェリペ・マッサ(ベンチュリ)は8位、ストフェル・バンドーン(HWA)は19位、フェリペ・ナッセ(ドラゴン)は19位でレースを終えた。2018/19 フォーミュラE 第4戦 メキシコシティE-Prix 決勝 順位・結果PosNoドライバーチーム 111ルーカス・ディ・グラッシアウディスポーツ・アプト・シェフラー↑1228アントニオ・ダ・コスタBMW i アンドレッティ・モータースポーツ↑3348エルアルド・モルタラベンチュリ・フォーミュラEチーム↑6464ジェローム・ンブロシオマヒンドラ・レーシング↑15536アンドレ・ロッテラーDSテチーター↑7694パスカル・ウェーレインマヒンドラ・レーシング↓5720ミッチ・エバンスパナソニック・ジャガー・レーシング↑11819フェリペ・マッサベンチュリ・フォーミュラEチーム↓592サム・バードエンビジョン・ヴァージン・レーシング↑111066ダニエル・アプトアウディスポーツ・アプト・シェフラー↑10114ロビン・フラインスエンビジョン・ヴァージン・レーシング↑61216オリバー・ターベイNIOフォーミュラEチーム↓21325ジャン・エリック・ベルニュDSテチーター↓51427アレクサンダー・シムズBMW i アンドレッティ・モータースポーツ↓7158トム・ディルマンNIOフォーミュラEチーム↓21617ゲイリー・パフェットHWAレースラボ→177ホセ・マリア・ロペスGEOXドラゴン↓2185ストフェル・バンドーンHWAレースラボ↑2196フェリペ・ナッセGEOXドラゴン↓52022オリバー・ローランド日産 e.dams↓162123セバスチャン・ブエミ日産 e.dams↓15223ネルソン・ピケJr.パナソニック・ジャガー・レーシング↓11
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