フォース・インディアが、KERSを搭載することはなさそうだ。フォース・インディアは、マクラーレン・メルセデスとの技術パートナー契約の一部としてKERSのオプション契約を有しており、当初は今年のドイツGPで搭載するとされていた。しかし、フォース・インディアは、最新のアップグレードによってKERSを収めることはできなくなったことを明らかにした。
フォース・インディアのCOOサイモン・ロバーツは、KERSにかかるコストもKERSを断念することになった一部だと語る。「我々はKERSを搭載することを前提にマシンを設計し、最近までオプションをオープンなままだと言ってきたが、内部的に我々のようなチームにはコストが高すぎるという決定に至った」「KERSを走らせることは素晴らしいことだったし、器材の全てを買うことはできる。我々は戦略的な決定をした」「バレンシアのパッケージにより、現在、我々は実質的にKERSを使うことはできない。シルバーストンのパッケージではKERSを搭載できるので、いつでも戻ることはできる。我々は原則レースごとに見ていくつもりだ」最新のパッケージにより、フォース・インディアは、先週のベルギーGPでチーム初ポイントとなる2位表彰台を達成している。ハンガリーGPではルイス・ハミルトン、ベルギーGPではキミ・ライコネンと最近KERSのマシンが優勝しているが、サイモン・ロバーツは、それがFOTAが合意を必ずしも再検討させることになるとは考えていない。「KERSはスパでキミのオーバーテイクを助けたが、彼は引き離すことはできなかった。それはマシンのバランスによる」「いくつかのトラックではKERSは他よりアドバンテージがあるし、予選ではたいへん助けになる。しかし、グリッド全員がひとつの方向を向いているわけではない」
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