フォース・インディアは、危機的な財政状況の問題が解決されるまで、重要な開発作業を中断することを余儀なくされている。フォース・インディアは7月末に破産手続きを行って管財人の管理下に入ったが、その週のF1ハンガリーGPには通常通りに参戦することができ、その後に行われた2日間のインシーズンテストにも参加している。
だが、チームの新しいオーナーが見つかるまでは重要な作業はストップしなければならない状況となっており、その間は現在のクルマへの重要なアップグレードは進まないことを意味する。「設計は終わっている。ただ、ツールを構築してクルマのパーツを製造を開始していくのサプライヤーに支払いができるかどうかの問題だ」とフォース・インディアのCOOを務めるオトマー・サフナウアーはコメント。「それは一晩で実現するものではない。だが、我々はそれらの計画を実行していくことができるだろう」「我々はいくつか優れたアップグレードを投入できるはずだし、重要なアップデートであることを願っている。だが、それは時間だけが教えてくれることだ」フォース・インディアは、新たな買い手にアピールしていくためには緊急で進歩を示していく必要があるが、前戦ハンガリーGPではエステバン・オコンとセルジオ・ペレスはそれぞれ13位と14位と今シーズンでワーストの結果に終わった。「13位と14位は素晴らしい結果ではない。我々はそこまで離されてはいなかった。おそらくミッドフィールドの相手からコンマ2~3秒くらいだろう。だが、とにかく我々にはペースがなかった」とオトマー・サフナウアーはコメント。フォース・インディアは過去2シーズンをコンストラクターズ選手権4位で終えているが、今シーズンは著しくパフォーマンスが悪化している。現時点ではルノーとハースに次ぐ6位に位置しており、8位のマクラーレンとの差も7ポイントまで迫られている。フォース・インディアのテクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンは「グリッドのその位置にはいくつかのチームがいて、順位を入れ替え、交互にポイントを獲得しているように思う」と語る。「まだ武器戦争だ。クルマに新しいものを投入することができれば、速くなるし、前進する。新しいパーツをもたらせなければ、後退する」
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