フォース・インディアのチーム代表のビジェイ・マルヤは、2017年シーズンのコンストラクターズ選手権で4位を確保したことで、ブラジルとアブダビでは新たなアプローチにトライできることを喜んでいると語る。フォース・インディアは、前戦F1メキシコGPで今年15回目のダブル入賞を果たし、2レースを残してコンストラクターズ選手権で2年連続でランキング4位を確定した。
今季は大規模なレギュレーション変更が導入されたが、フォース・インディアはF1参戦以来で最も成功を収めた1年を過ごしとり、すでにF1史上最長だった2016年シーズンよりも合計で18ポイント多く獲得している。ビジェイ・マリヤは、コンストラクターズ選手権4位を獲得したことで、ブラジルとアブダビでの残り2戦でフォース・インディアとしてリスクの高いアプローチを試すことができるとし、2018年シーズンに向けてマシンの長所と欠点を学ぶためにフリープラクティスセッションを利用するとともに、GP3チャンピオンのジョージ・ラッセルをフリー走行1回目で起用する。「4位が決まったことで、残りのレースで新たなアプローチを採用できる自由がある。来年に向けて何か学べるかもしれない。異なることを試したり、別の金曜ドライバーを起用したりできるだろう」 「戦略面でもよりアグレッシブなものを採用できるだろうし、より多くのリスクも冒せるようになる。今でも良い結果を求めているし、好調のままでシーズンを締めくくりたい。今週、ブラジルで開催されれるレースは今の強力なパフォーマンスを継続する素晴らしいチャンスだ」 また、フォース・インディアのCOOを務めるオトマー・サフナウアーは、今シーズン序盤に同士討ちを繰り返したことでチームメイト同士のバトルを制限されていたセルジオ・ペレスとエステバン・オコンの競い合いを再開させる可能性を示唆している。オトマー・サフナウアーも、最終2戦でリスキーなアプローチを取れることでフォース・インディアにとって利益になると語る。「チームにとっては素晴らしい結果だ。だが、我々が自分たちに好都合に展開していた事実を利用するべきではない。今後の2レースでは別の考え方をすべきだ。今年はもはや重要ではないので、今年を犠牲にして来年の助けになるように実験をしたり、異なることを試すべきだと思っている」