ジャンカルロ・フィジケラが、LM corsaから1000kmレースに出場することが発表された。大阪オートメッセの会場で、大阪トヨペットグループとそのレーシング子会社であるLM corsaは、今シーズンに控える「オートバックス SUPER GTシリーズ」と「GTワールドチャレンジ・アジア」の計画を発表した。
金曜日、大阪国際展示場(インテックス大阪)にて行われたLM corsaのステージイベントで明らかになった最大のニュースは、ジャンカルロ・フィジケラが、2度の鈴鹿1000km総合優勝経験を持つ脇阪寿一と、後日発表されるジェントルマンドライバーとともに、#60フェラーリ296GT3のコックピットをシェアし、第49回鈴鹿1000kmレースに出場することだ。F1での14年間のキャリアで知られるジャンカルロ・フィジケラは、その後、フェラーリで耐久スポーツカーレースのセカンドキャリアを成功させた。2012年と2014年のル・マン24時間レースではLMGTE Proクラスで2勝を挙げ、デイトナ24時間レースとセブリング12時間レースでは表彰台に上った。また、ミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタのプチ・ルマンでは2つのクラスで優勝を果たした。 その後、フェラーリのカスタマーチームであるスクーデリア・バルドリーニでドライブし、過去2年間でイタリアGT耐久選手権で2回の優勝を果たしている。2005年にジャンカルロ・フィジケラは鈴鹿でのF1日本グランプリをリードしたが、最終ラップでキミ・ライコネンに印象的なオーバーテイクをされて2位でフィニッシュした。彼の共同ドライバーである脇阪寿一は、2019年よりLM corsaのGTワールドチャレンジ・アジアプログラムに参加し、2022年にシリーズが再開された後も続けた。彼は2001年と2002年に鈴鹿1000kmレースで優勝しており、後者は3度のSUPER GT GT500チャンピオンである兄の脇阪寿一、そしてLM corsaの現SUPER GTチームディレクターである飯田章との共同ドライバーとしてだった。脇阪寿一は今シーズンもGTワールドチャレンジ・アジアにフル参戦し、チームメイトのブロンズドライバーと#60フェラーリをシェアする予定である。SUPER GTでは、LM corsaは、レギュラードライバーの吉本大樹と河野駿佑に加え、新型の#60 Lexus LC 500 GT300のサードドライバーとして伊藤黎明が発表されたことを明らかにした。24歳の伊藤は、全日本F4選手権でデビューして以来、OTGモータースポーツと関わってきたが、2023年にヨギボレーシングの一員としてSUPER GTデビューを果たした。伊藤は、OTGが運営する昭和オートでポルシェ カレラ カップ ジャパンに参戦し、昨年はあと1勝で無敗のシーズン優勝というところまで迫った。また、エンドレススポーツからスーパー耐久にもフル参戦し、富士24時間レースのST-2クラスで優勝を果たした。V8エンジン搭載のLC500でSUPER GTの一部スケジュールに参加するほか、伊藤はLMコルサからスーパーフォーミュラ・ライツにもフル参戦する。
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