英国のRMLRML(Ray Mallock Limited)は、2017年からF1の独立エンジンサプライヤーになるための競争に加わっており、関心を持ち続けているが、そのためにはFIAがプロセスを再開する必要がある。F1委員会は、既存のV6ターボハイブリッドに対してFIAが提案する“バジェット”パワーユニットに反対票を投じた。
RMLグループのマイケル・マロックは、同社がFIAから入札するよう求められたことを明かした。RMLは、スポーツカー、ツーリングカー、ラリーで広範囲に成功を収めている。「我々はプロセスの一員になるよう誘われた。我々はそれが潜在的に非常によいイニシアティブだと考えた」とマイケル・マロックは Autosport に述べた。「我々がした最初の仕事は、コスト効率のいいパワーユニットを作り出すことができることを示すことだった。それはあらゆる要件を満たすだろう。信頼できる代替手段であるだけでなく、よりコストが低く、現在のF1では競争的であることを求められている」「我々は素早く調査を行い、競技面と商業面においてチームのために意味をなすことは全てを調べた」既存のプロダクトを含めたAERやイルモアの提案とは対照的に、RMLはゼロからスタートするプランであるが、2017年までに準備を整えるための十分な時間があると考えている。「我々とAER、イルモアの主な違いは、我々が白紙からスタートし、特製エンジンを生産することだ」とマイケル・マロックはコメント。「我々は比較的短期間でゼロからエンジンを設計することを経験している」「良い参考となるのは、日産のZeodのためのエンジンだ。8か月で製図版からダイナモで動くまでを行った」RMLは、予算キャップによって新チームを推進した2010年にF1参入に近づいていた。だが、コストキャップ制限は立ち消えとなり、RMLはプロジェクトを縮小したが、F1に関与することには熱心なままだった。FIAは、1月15日になされるメーカーからの提案に不満を抱いた場合、プロセスを再開するとみられており、RMLはそこに含まれることを望んでいる。「彼らが方向転換して、プロセスを再開するなら、我々は再びその一部でありたいのは確かだ」とマイケル・マロックは述べた。「F1は、我々が直接関与してこなかったモータースポーツのエリアのひとつだ」「我々はスポーツカー、ツーリングカー、ラリー、その他のシングルシーターに関与してきた」「F1は知識の頂点であり、適切な機会があれば、我々は関与したいと思っている。将来、何が起こるかは決してわからない」
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