FIAとグランツーリスモは長期的なパートナーシップを発表。パートナーシップの開始にあたり、『グランツーリスモ6』は史上初めてFIA認定を受けたソフトウェアタイトルとなった。FIA審査員が「グランツーリスモ」開発元であるポリフォニー・デジタルの東京スタジオを訪問し、ゲーム内のコースが審査された結果、4つのコースが認定を受けた。ゲーム内のコースの再現度は高く評価され、将来的にゲーム内のその他のコースも審査を受ける予定となっている。
パートナーシップの次の活動として、FIAとグランツーリスモは正式なFIAオンラインチャンピオンシップを2015年中に開催。多くの「グランツーリスモ」プレイヤー、そしてモータースポーツファンに本物のモータースポーツと触れ合う機会を提供することを目指す。ジャン・トッド (FIA会長)この革新的な新しいパートナーシップにより、何百万人もの「グランツーリスモ」とモータースポーツのファンが、ご家庭内で、これまでより更に精密に細部までつくりこまれたコース上でのレースをお楽しみいただけるようになります。「グランツーリスモ」シリーズはモータースポーツに新しいファンを呼び込む重要な役割を果たしてきました。これから開催されるFIAオンラインチャンピオンシップの開発にFIA自身が関わることにより、『グランツーリスモ6』は今まで以上に現実世界のモータースポーツに近づいた体験を提供するようになります。FIAがポリフォニー・デジタルとソニー・コンピュータエンタテインメントと密接に連携し、世界中のレースファンにとってモータースポーツがより身近な存在になるための新しい施策を開発していくことを楽しみにしています。山内一典 (「グランツーリスモ」シリーズプロデューサー)私達はグランツーリスモ・シリーズが世界モータースポーツの統轄機関に正式に認定されることを誇らしく感じます。グランツーリスモの15年を超える歴史の中で、これはこれまで頂いた最高の名誉だと感じています。このFIAとのパートナーシップは、私達のもつバーチャルとリアルのレースを一つの輪で繋げ、クルマとモータースポーツのエンスージアストの人口の拡大を図るという使命のなかで大きな前進となります。ジャック・ベルガー (FIA安全管理長)FIAで保有している実際のコースデータとゲーム内のコースデータとの比較が終わるまで、私たちは『グランツーリスモ6』の開発に費やされた作業のレベルやディテールへのこだわりを完全に理解していませんでした。その再現度はコースそのものだけに留まらず、周辺の景観、ランオフエリア、グランドスタンドや建物にいたるまでがすべて正確に配置されているのです。国際自動車連盟(Federation Internationale de l'Automobile / FIA)世界各国の自動車連盟やクラブの権益を代表し、自動車の振興を目指す非営利の国際機関。その歴史は110年に及び、会員数はいまや世界141カ国、8000万人以上にのぼっています。その活動は多岐に渡り、なかでも重要なのは世界のモータースポーツの統轄。競技ルールの制定や競技ライセンスの発行、安全性の監督といった業務を担い、F1や世界ラリー選手権、世界ツーリングカー選手権といったイベントを主催している。