今シーズン終了後にF1のチームオーダー禁止が見直されることになった。8日(水)、パリで開催された世界モータースポーツ評議会の後、FIAは声明を発表し、F1ドイツGPでチームオーダーに違反したとしてフェラーリに対し、10万ドルの罰金以上のペナルティを科さないことを発表した。「2010年7月25日、ドイツGPにおいて、スチュワードはスクーデリア・フェラーリがレース結果に影響を及ぼすチームオーダー禁止に違反したと判断して、10万ドルの罰金を科し、さらなる審議のため書類を世界モータースポーツ評議会に提出した」
「この問題を審査するため、2010年9月8日にパリで世界モータースポーツ評議会の裁定機関の臨時聴聞会を開催した」「提出されたあらゆる報告書、声明、文書を綿密に分析したのち、裁定機関は、競技規約第39条1項の違反に対する10万ドルの罰金というスチュワードの裁定を認め、FIAによるコストの支払いを課すことを決定した」さらにFIAは、F1のシンクタンクであるスポーティング・ワーキング・グループに、チームオーダー禁止を見直すよう要請すると発表した。「また裁定機関は、競技規約第39条1項を見直すべきであると認め、この問題をF1スポーティング・ワーキング・グループに委ねることを決定した」FIAは、裁定の詳細を9日(木)に発表する予定としている。