FIA(国際自動車連盟)は、前戦F1ロシアGPでルイス・ハミルトンがペナルティを受けた件を置け、今週末のF1アイフェルGPにむけてF1ドライバーに対してスタート練習に関する具体的な指示を出した。F1ロシアGPでは、ルイス・ハミルトンが決勝前のレコノサンスラップで指定場所以外でスタート練習を行ったとして合計10秒のタイムペナルティを科せられ、ロシアでミハエル・シューマッハの91勝に並ぶチャンスは潰えた。
FIAは、7年ぶりに訪れるニュルブルクリンクで同様の混乱が起こらないように、F1ドライバーにスタート練習を許可する場所について具体的な指示を出した。「各プクティスセッション中、スタート開始は、白いグリッドマークで示される制限解除ラインの前の右側でのみ実行できる」とF1レースディレクターのマイケル・マシが発行した通知に記載された。「スタート練習を希望するドライバーは、他のマシンが左側を通過できるように、右側で停止する必要がある」「ピット出口がレースのためにオープンになっている間、スタート開始はピットウォールの終わりの後、右側のバリアのオレンジ色のバンドに隣接して実行することができる」「スタート練習を希望するドライバーは、他のマシンが左側を通過できるように、右側で停止する必要がある。この間、スタート開始のために停止したマシンを追い越すドライバーは、白い線を越えてもいい」「このラインを横切るドライバーは、できるだけ早く右側に戻る必要がある。安全性とスポーツの公平性の理由から、正当な理由がない限り、ピット出口が開いているときは常にマシンをファストレーンに停車することはできない(スタートは正当な理由とは見なされない)」