F1カナダGPでのセバスチャン・ベッテルの5秒加算ペナルティに対してフェラーリから請求された再審はスチュワードによって“待機中”だと Corriere della Sera が報じている。19日(水)の段階では、ペナルティに対する再審は開始され、当日中に結果が発表されると報じられていた。しかし、同紙によると「FIAからOKとも拒否ともされていない」と報道。
「マラネロはこの件が出来るだけ早くに対処されることを願っている。だが、デリケートな問題であり、すべての要素を検討しなければならないため、さらなる時間がかかるだろう」フェラーリは、セバスチャン・ベッテルが故意にルイス・ハミルトンに回避行動をとらせたわけではないことを証明するためにオンボードカメラの映像とテレメトリー、レーシングラインの軌道の比較を新たな証拠として提出したとされている。フェラーリのスポーティングディレクターを務めるローラン・メキーズは2017年までFIAに勤務していたため、FIAの審査プロセスがどのように進められるかの知識を持っていると考えられている。「メルセデスもハミルトンの勝利を守るためにその理由を提供する準備を整えているのは明らかだ」と同紙は続けた。したがって、ポールリカールとモントリオールのスチュワードを繋ぐビデオ会議だけでは十分ではないかもしれない。「今回、会議が必要になるかもしれない」と同紙は付け加えた。