レッドブルのチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、クラッチの問題によってマックス・フェルスタッペンがF1シンガポールGP決勝のスタートで出遅れることが分かっていたが、変更する許可をFIAから得られなかったと明かした。 4番手からスタートしたマックス・フェルスタッペンは、スタートでうまく動けず、カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)とニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)の接触の一因となった。
この接触でニコ・ヒュルケンベルグはスピンを喫してピットウオールに突っ込み、セーフティカーが出動している。レッドブルは土曜日の段階からマックス・フェルスタッペンのスタートに問題が生じる可能性を把握していた。 「この件はクラッチの問題によって引き起こされたものだ」とクリスチャン・ホーナーは説明。 「我々は土曜日に問題があると考えた。クラッチを外し、FIAからそれを調査する許可を得た」「物理的な兆候な何も見えなかったので変更することができず、トルクがかかり過ぎたときに再び問題が顕在化した。彼は激しくホイールスピンし、それがヒュルケンベルグの件と相まって、我々は最初のコーナーでかなりのタイムを失った」 マックス・フェルスタッペンは過去3戦の全てでスタート時にポジションを落としている。クリスチャン・ホーナーは最終的に6位でフィニッシュしたフェルスタッペンが、レースが進むにつれて良くなっていったと語った。 「ターン1までに彼はかなりの勢いを失い、多くのポジションを落とした。そこからは空気の乱れているところを走り、パスしようとハードにプッシュし、最初の2スティントが終わるまでにタイヤを急速に消費している。後半になると彼のレースは次第に強くなっていった」関連:【動画】 2016 F1シンガポールGP 決勝レース ハイライト
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