1日(水)にロンドンで開かれるF1ストラテジーグループの重要なミーティングに、前FIA会長のマックス・モズレーが招待されていたと The Times が報じた。だが、同紙によると、マックス・モズレーは“自分が出席すれば騒動になる”として、拒否したという。理由の1つには、マックス・モズレーの後継者であるジャン・トッドがミーティングに出席することがある。
F1のファン離れを食い止めるためには緊急の改革が必要と関係者が認識するなかで、ジャン・トッドは“リーダシップを見せない”として非難されている。以前、F1が“危機的状況”にあった際、マックス・モズレーは対決姿勢を示し、率先してリーダーの役割を果たしていた。ある情報提供者は「彼は誰よりも多くの危機を経験してきており、何をすべきか明確なビジョンを持っている」とコメント。「ストラテジーグループは手掛かりを持たず、FIAにも動きがない。それならば、モズレーの意見を聞いてみるのも良いのではないだろうか?」しかし、ジャン・トッドはF1が崩壊していくのをただぼんやりと見ているわけではないと主張する。「人々は、私が無口で、姿の見えない会長だと不平を言う」とジャン・トッロは述べた。「F1がそれほど酷い状態だと言うのは完全に間違った虚偽の分析だ」「だからといって何もする必要がないということではない。F1で合意を得るのは、今まで見てきた中で最も難しいことかもしれない。」一方で、バーニー・エクレストンは、自分とジャン・トッドが足並みをそろえれば、ミーティングで提案を押し通すことができるだけの投票権を持っているとは主張している。「ジャンの問題は、多くの方面を満足させようとしていることだと思う」とクリスチャン・ホーナーはレッドブルイベントで語った。「それはどうやったって不可能だ。彼がやるべきなのは、特定のチームにとってベストなことではなく、スポーツにとってベストなことだ」Telegraph によると、問題が切迫するあまりに、F1のオーナーであるCVCのドナルド・マッケンジーが1日のミーティングを前に“緊急の変化”を要求したという。
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