2014年にF1の予選をよりエキサイティングにするための改正案の詳細が明らかになってきた。プレシーズンテスト中の21日(金)にFIA、F1チーム、バーニー・エクレストンらがバーレーンで会合がを開くことが明らかになっており、予選Q3をエキサイティングなものにしようという動きが出ている。これまで、タイヤの温存や信頼性の確保といった戦術上の理由からドライバーが予選Q3で走らずに終わってしまうことが問題視されていた。
これを防ぐ解決案として、ドライバーに“Q3”用のタイヤを1セット追加する可能性が浮上している。Q3に限って使用可能なこのタイヤは、各レースの“オプション”側のタイヤになると Autosprint は報道。これまでは、Q3で最後に使用したタイヤでレースをスタートしなければならなかったが、予選タイヤが導入されればこのルールは廃止となり、ドライバーは最後までハードにプッシュするようになるはずだという。その場合、予選トップ10ドライバーは、Q2でベストタイムを出した時のタイヤでスタートすることになる。このようなQ3の変更により、コース上でのアクションは増えると考えられている。そのためQ3セッションは10分間から12分間に延長され、ドライバーたちが多くのアタックができるようにするという。一方、Q3を延長する分、Q1は20分間から18分間に短縮される。また、Q3まで進めなかったドライバーにも、レース用タイヤの温存を防ぐために“オプション”タイヤが1セット追加されるという。