FIA、F1バーレーンGPでさらなるトラブルが発生したにも関わらず、今のところは、現在のF1の電子マーシャリング・システムのサプライヤーを変更しないことに決定した。今年からF1の新しいサプライヤーとなったリーデル(Riedel)は、システムを十分に確実に機能させることができておらず、開幕4戦でドライバーは、コックピットの警告灯なしでのレースを強いられた。
FIAは、それらの問題を受け、先週末のF1バーレーンGPで進歩の兆候がみられなければ、F1スペインGPから昨年の供給元であるEMにシステムを戻すことを真剣に検討してた。だが、最終的にFIAは、電子システムのマーシャリング・システムtGPSは標準レベルまで改善されたと納得。コックピットの警告灯を制御するテレメトリーシシステムは、まだ十分ではないが、開幕3戦よりは良くなっていたという。FIAは、テレメトリーシステムの残りの問題を解決するために更なる時間を与えることを明らかにした。F1スペインGPまでの日程は、今後のヨーロッパでのレースにむけてリーデルが問題を解決するために役立つことが期待されている。FIAが供給元を変更した場合、EMがシステムを再インストールするための時間が必要なだけでなく、FIチームも異なるテクノロジーのためにクルマを配線し直さなければならない。FIAは、リーデルを継続することをF1チーム側にすでに伝えている。