FIAは、繰り返しルール違反を犯すドライバー自動的に出走停止処分を科せるようなにスーパーライセンスのペナルティポイントシステムの導入を推進しようとしている。今年のF1ベルギーGPで1コーナーのクラッシュの原因となったロマン・グロージャンは、今世紀初の1戦出走停止処分を受けたドライバーになったが、この処分にはグロージャンの以前の行動も考慮されたとみられている。
シーズン中に3回の戒告処分を受けたドライバーには10グリッド降格ペナルティが科せられるというシステムはあるが、それ以外で累積されるようなペナルティはない。FIAの技術代表チャーリー・ホワイティングは、来週F1チームにこのアイデアを提案するつもりだと述べた「そのようなシステムが欲しいので、21日のブラジルでチームと話し合う。スーパーライセンスにも、運転免許と同様にポイントを累積することを話し合いたい」とチャーリー・ホワイティングはコメント。「例えば、12点のように一定のペナルティポイントに達した場合はレース出走禁止になる。そういったことを話し合うつもりだ」チャーリー・ホワイティングは、このようなシステムはトラック上の違反だけでなく、あらゆる違反も考慮することになるだろうし、反によって加算される点数が変わることになるだろうと述べた。「現時点では、3回の戒告のうち2つはドライビング違反の場合のみしか適用されないが、あらゆるペナルティについてポイントを加算する予定だ」「今は記者会見に遅刻して戒告を受け、ドライバーズパレードに遅刻して戒告を受けても、10グリッド降格ペナルティは科せられない」「ドライビング違反でなければならない。新しいスーパーライセンスのアプローチではすべてをカウントされるので、この2つの違反にもペナルティポイントが与えられる」チャーリー・ホワイティングは、このシステム導入にはチームの反対があるかもしれないと認めた。「我々はこれを実現したいが、おそらく簡単ではないだろう。F1では単純なものではないだろう」「チームと話し合うつもりだ」