FIAは、来週末に開幕するF1オーストラリアGPにむけて、F1レギュレーションにマイナーな変更を加えた。まずDRSに新たな規制が導入された。レースディレクターは「ウェットコンディションにおいて視界があまりに不良と感じた場合、可動リア・ウィング(DRS)の使用を禁止」することが許される。「これは、マシン間の速度差が大きい場合の安全性への懸念の結果として行われる」
また変則的なスケジュールのイベントにおけるスタッフの夜間外出禁止令にも改訂が加えられた。一部のチームは、昨年のF1シンガポールGPでイベントの夜間スケジュールの意味合いを誤解し、意図せず夜間外出禁止令の例がを使い果たしていた。FIAの記載によると「特定のイベントのフリー走行セッションの時間に関わらず、シーズンを通じて休憩時間が一定になるようスタッフの外出禁止令が変更された」とされている。さらに金曜フリー走行が雨になった場合のタイヤ規約も改訂された。「金曜の両セッションがウェットと宣言された場合、ドライウェザー用のタイヤを1セットを土曜日に持ち越してもよい。これにより、チームは土曜日により多くの周回を行うことができることが期待できる」関連:・FIA、2012年のノーズ規約を説明 - 2012年2月6日・FIA、2012年F1規約におけるブロッキング行為を明確化 - 2012年1月5日・FIA、2012年のF1レギュレーション変更を発表 - 2011年12月7日