FIAは、F1が2014年まで新しいエンジン規約の導入を延期するというニュースに「非常に満足している」と述べた。大部分の既存エンジンメーカーとバーニー・エクレストンは、FIA会長ジャン・トッドが提唱した2013年から4気筒エンジンを導入するという計画に反対を示したことで、F1委員会は22日(水)にロンドンで会合を開いた。
その場でFIAは、2014年から新しいV6ターボエンジンを導入することに満場一致で合意。V6エンジンであれば、環境性能を維持しながら4気筒よりも良いエンジンサウンドを実現できる。FIAのスポークスマンは、2014年から1.6リッター V6ターボエンジンを導入するという計画は、世界モータースポーツ評議会の投票によってまもなく承認されるだろうと述べた。「我々は解決策に満足している」とFIAのスポークスマンは Reuters に述べた。ジャン・トッドの当初の計画に断固として反対していたフェラーリ、また4気筒エンジンが導入されなければF1から撤退すると傾向していたルノーも、この案に満足していると Auto Motor und Sport は報道。また4気筒よりもV6の理解が深いコスワースも満足していると報じている。関連:F1:2014年から1.6リッター V6ターボエンジンを導入へ