フィアットは、85%を保有するフェラーリおよびフェラーリF1チームの株式の売却を検討しているとの噂を否定していない。フィアットが、クライスラーへの出資率を引き上げるために資金集めに動いているとの噂がパリ・モーターショーで報じられた。当初フィアットは、管理権を維持できる51%までフェラーリ株の保有率を引き下げるとの報道を否定していた。売却額は、理論的には10億ドルに上るとされている。
「我々には、やりたいことをする十分な財源がある」とフィアットのセルジオ・マルキオンネCEOは述べた。しかし、ニューヨーク・タイムズ紙には「フェラーリの一部を売却することを考えることはあるだろうが、今ということはないし、私のデスクには何のプランもない」フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、アブダビの投資会社ムバダラが株式の一部を手放すことでフィアットのに協力するのではとの推測を否定した。「ムバダラは、我々にとって非常に重要な産業パートナーのままだ」関連:フィアット、フェラーリ株の売却を検討? - 2010年10月1日