ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが、フェラーリの最新スーパーカー「F80」のテスト走行を本拠地フィオラノ・サーキットで行った。2人は交代でF80の運転席に座り、チームのテストコースを走行。F80は3リッターV6エンジンに3基のモーターを組み合わせ、合計出力は1200馬力に達するという。これはF1マシンをも上回るパワーで、0-60mph(約96km/h)加速はわずか2.1秒、0-125mph(約201km/h)までも5.75秒で到達する。
フェラーリ史上最強のロードカーとされるこのモデルに、2人のF1ドライバーもすぐに圧倒された様子を見せた。7度のF1王者ハミルトンは、「これは注文しないと。すごく気持ちよく走る!」とコメント。フェラーリが公開した公式映像では、ハミルトンがルクレールを助手席に乗せて走行する様子が収められており、ルクレールは「僕、助手席が本当に苦手だから頭痛くなった」と冗談を飛ばした。ハミルトンはこのF80を「今まで乗った中で最速のロードカー」だと評し、「こんなの今までにない。これはもう別次元だ」「すごくクールで未来的なクルマ」と語っている。ルクレールもF80の挙動に驚きを隠さず、「とにかくクルマが軽く感じられて、凄いんだ。ステアリングも反応が抜群」「バランス面では今まで乗った中で最高のクルマかも」と称賛し、自分用には「オールブラック仕様を注文する」と明かした。今季のフェラーリF1チームは2025年シーズン序盤から苦戦が続いており、ハミルトンとルクレールにとっては、このF80テストが久々に心躍る走行体験となったようだ。


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