スクーデリア・フェラーリは、2024年F1プレシーズンテスト2日目の午前中のセッションでシャルル・ルクレールのドライブするマシンが深刻なダメージを受けたため、フロアの交換を余儀なくされた。初日に午前のセッションで総合7番手タイムを記録し、64周を走破したルクレールは、木曜日の午前中のセッションでコックピットに戻った。
午前中のセッションでは、マクラーレンのオスカー・ピアストリやウィリアムズのローガン・サージェントよりも0.5秒以上速い1分31秒750を記録し、トップタイムをマークした。しかし、ターン11でドレインカバーが外れてしまい、ルクレール、そして来季フェラーリのチームメイトとなるルイス・ハミルトンがその上を走ったところで赤旗が提示された。休憩中のフロア変更午前中のセッションが赤旗で終了したため、2日目のスケジュールが変更され、午後のセッションはバーレーン時間の15時から14時に行われることになった。これで各チームは1時間余分に走行できることになり、セッションは昼間に始まり、夜に終了する。延長された昼休みの間に、フェラーリのメカニックたちはルクレールのフロアを交換し、午後のセッションに間に合わせた。「今朝、シャルルが排水溝の蓋を乗り越えて事故を起こしたため、フロアが損傷していた」フェラーリは、午後のセッション序盤でシャルル・ルクレールに未消化のプログラムを完了させ、その後、カルロス・サインツにステアリングを引き継いだ。フェラーリがサーキットの一部でマシンを破損させたのは今回が初めてではない。ルクレールのチームメートであるカルロス・サインツもラスベガスGPのFP1でマンホールのふたを乗り越えてマシンを大破させられている。