フェラーリは、トルコGPでペースを発揮できなかったが、まだF10の開発を諦めてはいない。トルコGPの予選ではフェルナンド・アロンソがQ2敗退。レースでもフェリペ・マッサの7位が最高順位であり、レッドブル、マクラーレン、メルセデス、そしてルノーのロバート・クビサの後塵を拝した。F10が大幅なアップグレードを得るのは今月後半のバレンシアだが、フェラーリは来週末のモントリオールに低ダウンフォース・パッケージを持ち込む。
フェラーリがバレンシアで投入するアップグレードは、リアエンドと排気システムが改良されるとスペインの AS は報じている。フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、アップグレードによってフェラーリが上位に踊りでない場合、フェラーリが2011年マシンに焦点を移し始めるとの見方を否定した。「我々はこのクルマの開発を止めるつもりはない。我々はこれまでのレースを捨ててはいない」イタリアのメディアは、フェラーリを“災害”や“危機”と報じているが、フェルナンド・アロンソはまだチャンピオンシップから14ポイントしか離れていない。「我々はシーズンの最後までF10に取り組み続けるつもりだ」とドメニカリは主張する。「チャンピオンシップはまだオープンだし、レースでは何が起こるかわからない。我々は諦めるつもりはない」フェルナンド・アロンソは、まだフェラーリがタイトルを争うポジションにいると考えているが、バルセロナのアップグレードがどんなにうまくいっても、上位とのギャップを縮めるには十分ではないかもしれないとしている。「マクラーレンとフェラーリから離されていることはわかっているし、それが十分かはわからない。僕たちは懸命に作業しなければならない」「どれくらい遠いかはわからないけど、実際、僕たちはレッドブルからほぼコンマ1票、マクラーレンからコンマ6〜7秒離されている。それらの開発はそれほど多くを与えてそうにないね」