スクーデリア・フェラーリは、史上初のF1マイアイGPでレッドブル・レーシングの直線スピードに対抗するために新しいリアウイングを導入する。2022年のF1世界選手権は4レースが終了。オープニング3レースでは、フェラーリが優位に立っているように見えたが、フェラーリの本拠地であるイモダではレッドブルが再び競争力をみせた。
イモラでのエミリア・ロマーニャGPは、フェラーリにとって悪夢だった。カルロス・サインツはダニエル・リカルドにスピンされた後、オーピニングラップでリタイア。一方、チャンピオンシップリーダーのシャルル・ルクレールは、セルジオ・ペレスを追いかけていた際にコントロールを失ったウオールに接触し、最終的に6位で終えた。レッドブル・レーシングは、2016年のマレーシアGP以来となる1-2フィニッシュを達成。マックス・フェルスタッペンは、2位のセルジオ・ペレスに16.5秒のバッファーを築いて勝利を収めた。RB18から重量を減らすためのレッドブルの努力が報われたことは明らかだった。チームはオーストラリアでの前のラウンドでのフェラーリのペースに答えることがでなかった。現在、レッドブルはコンストラクターズチャンピオンシップでフェラーリをわずか11ポイント下回っており、ドライバーズチャンピオンシップではマックス・フェルスタッペンがシャルル・ルクレールからわずか27ポイント差の2位に浮上した。Corriere della Seraは、 RB18の軽量化により、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスがタイヤを労わることができるようになり、「車のアンダーボディに対する他の小さな空力アップグレード」と組み合わせることで、よりアグレッシブなセットアップが可能になったと報告している。伝えられるところによると、レッドブルのアップグレードは、F1が新しく建設されたマイアミ・インターナショナル・オートドロームを初めて訪問するマイアミでも続くが、フェラーリもカウンターを準備しているとしているCorriere della Seraは、フェラーリがマイアミで新しいリアウィングを投入する予定であると報道。これは、ドラッグを減らして「空力効率を高める」ように設計されているとしている。これまでの4レースでは、レッドブルとフェラーリがトラック上で接近しているときは、特にマックス・フェルスタッペンとシャルルルクレールの間の戦いにおいて、レッドブルは一貫して直線でより速いパッケージを持っているように見えた。したがって、フェラーリの新しいリアウィングは、その特定のレッドブルのアドバンテージに対抗するものと思われるが、Corriere della Seraは、フェラーリがバウンシングに対処するためにF1-75のアンダーボディにも調整を加えると付け加えた。フェラーリのF1チーム代表であるマッティア・ビノットは「それは我々がパフォーマンスを失っている場所だ。我々はそれに取り組み続ける必要がある」と語り、マイアミでマイナーなアップグレードがあることを確認したが、新しいパーツの“より実質的なパッケージ”を見るのはバルセロナになると語った。
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