フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、スプリント予選の週末の土曜日の午前中のアクションをもっと“関連性のある”ものになる必要があると感じている。F1の新しいフォーマットであるスプリント予選は前戦F1イギリスGPでデビューした。従来の予選は金曜日に移され、土曜日に100kmの『スプリント予選』と呼ばれる100kmのスプリントレースが行われ、日曜日の決勝のグリッドを決定した。
その間、2回のプラクティスセッションが行われた。1回目は金曜日の予選前の朝、2回目の土曜日スプリント予選前に1時間ずつ実施された。金曜日の予選後にマシンはパルクフェルメ状態となるため、金曜日のFP1にはF1チームはすべての走行時間を利用しようとしたため、アクション満載のセッションとなったが、FP2はスプリント予選の準備の一環としてほぼ独占的にロングランに使用された。つまり、タイムシートは代表的なものにはならなかった。スプリント予選は、9月にモンツァで開催される第14戦F1イタリアGPで2回目が行われることが確認されており、3回目に週末は後日発表される予定となっている。マッティア・ビノットは、シルバーストンでの土曜日のFP2の関連性について懸念を抱いているが、スプリント予選は3回の週末を終えてみなければ、強力な結論を導き出すことはできないと考えている。「新しいフォーマットは2021年の実験だったと思し、我々は3つのレースを試すことにした。最初の週末を終えたが、決断するには少し早いと思う」とマッティア・ビノットは Motorsportweek に語った。「消化するにはもう少し時間が必要だ。土曜日の朝にできることをもう少し関連性のあるものにするなど、改善できることはあるのは確かだと思う」「また、テレビ視聴者の数字も重要になると思う。現時点で最終的な判断を下すことができるとは思っていない。もっと状況を把握するには、さらに2つの機会を待つ必要がある」マッティア・ビノットは、スプリント予選が“少し奇妙”だと感じたと認めたが、実際に振り返るにはもっと時間が必要だと感じている。「レース、ミニレース、スプリント予選は私にとっては少し奇妙だったが、言ったように、我々は消化する必要がある」