フェラーリF1は、今週末の2021年 第7戦 F1フランスGPで『Mission Winnow(ミッションウィノウ)』のブランディングを非表示にする。フェラーリF1は、2018年のF1日本GPからスポンサーを務めるタバコ企業のフィリップモリスが掲げる“無煙代替品”の新しいイニシアチブ『Mission Winnow』のロゴをF1マシンに掲載したが、批判も少なくなく、実際、イタリアの主要な消費者団体であるCodaconsはタバコの消費を扇動したと非難している。
そのため、過去にフェラーリF1は何度もMission Winnowのロゴをエンジンカバーから外すことを余儀なくされてきた。そして、今週末のF1フランスGPでは今シーズン初めてMission WinnowのブランディングがフェラーリF1チームから外される。フランス政府は、タバコ広告について他の国よりもはるかに妥協を許さず、厳しい規制を設けている。したがって、2019年にすでに起こったように、フェラーリは、F1マシンのカラーリング、レーシグスーツ、ガジェットでMission Winnowを削除する必要がある。エントリーリストのチーム名も『スクーデリア・フェラーリ・ミッションウィノウ』から『スクーデリア・フェラーリ』に変更された。2019年には、タイトルスポンサーのロゴは90周年のロゴに置き換えたが、今回のグランプリでは置き換えはない。したがって、SF21では、今年カラーリングに加えられた主な変更である蛍光グリーンのMission Winnowのロゴは表示されない。フェラーリF1がフランスGPのために作成したカバー画像では、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツのレーシングスーツ、およびSF21からMission Winnowのロゴは撤去されている。