フェラーリF1が、2月22日(月)にスペインのヘレス・サーキットで2022年に導入される新しい18インチタイヤのテストを実施すると報じられている。現在、F1はピレリが供給する13インチタイヤを使用しているが、2022年にコース上での競争を向上させることを目的とした新しいF1レギュレーションの技術仕様の一部として18インチへの変更が計画されている。
当初、新しいレギュレーションと18インチタイヤは2021年に導入される予定だったが、新型コロナウイルスによる混乱によって1年延期された。しかし、F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、今年何が起こっても、それ以上の延期はなく、変更は022年に実施されると主張している。FIA(国際自動車連盟)は、18インチタイヤへの変更をスケジュール通りに行えるように、2021年にピレリが全F1チームと実施できるテスト日数を30日に増やすことに合意している。報道によると、フェラーリF1は、2月22日(月)にスペインで18インチタイヤのテストを実施するという。ヘレス・サーキットは、雨天条件をシミュレートする設備がないため、フェラーリF1はスリックタイヤのプロトタイプタイヤを走らせるとされている。現時点ではどのドライバーがステアリングを握るかは明らかになっていない。昨年はシャルル・ルクレールがその役割を担ったが、今年はカルロス・サインツが冬にマクラーレンから移籍したばかりであり、チームとの初シーズンに先立って追加でマシンでの経験を積む機会を提供する可能性がある。マシンは、フェラーリの2019年モデルであるSF90を18インチに合わせて特別に改良されたバーションが使用されるという。3月末にバーレーンでシーズンが開幕した後は、F1チームは現行マシンをテストに使用することができるようになる。その譲歩は、今季からマクラーレンがメルセデスのF1エンジンに切り替えたことも一因となっている。つまり、マクラーレンはルノーのF1エンジンを収容するように設計された古いマシンを走らせることができなくなった。
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