2014年までフェラーリの会長を務めていたルカ・ルカ・ディ・モンテゼーモロは、自分なら現在苦境に陥っているフェラーリF1チームを“修復”することができると語った。今年、フェラーリF1は競争力がなく、コンストラクターズ選手権6位という過去数十年で最低の結果で終えた。また、最終戦アブダビGPの週末にはCEOを務めていたルイス・カミッレーリが突然の辞任を発表してパドックに衝撃を与えた。
「フェラーリに戻ることは可能か? その質問は私にするべきではない」とルカ・ディ・モンテゼーモロは RAI に語った。「誰からも何も言われていない。だが、どういう問題があり、どうすればそれらを修復することができるのか、私なら分かっている。チームは非常に困難な時期を迎えているし、現在の状況を見ると心配になる」「私がいた時代とは非常に異なるフェラーリになっている。株式市場に多くの注意を払い、自動車の製造台数も増えてきている。F1を知らない者リーダーを務めているのも始めた」「カミッレーリの辞任を受けて、彼らがいいCEOを選ぶことを期待している。強化すべきチームがあるわけだからね」「私としてはフェラーリを率いるのに最も適しているのはステファノ・ドメニカリだと思っているが、彼はそれとは違う新たなポジションで非常にうまくやるはずだ」「私も前向きでいようとはしているが、フェラーリがシーズンを通じて一度もレースをリードすることができなかったのは心配だ」今年のフェラーリは何が間違っていたと思うかと質問されたルカ・ディ・モンテゼーモロは「まず第一にF1では横並びの組織はうまく機能しない」とコメント。「経験や知識、そして、恐らくどうすれば最高のチームが組織できるのかを考える謙虚さが足りない者たちの典型だ」「次に、勝利を得るためには新たな技術を持つ者を加える必要がある。私には非常に強いチームがあったが、それは常に経験のある人材を選ぶようにしていたからだ」また、現F1チーム代表のマッティア・ビノットについて「彼は非常に孤立しているように見える」とルカ・ディ・モンテゼーモロは語った。
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