フェラーリF1のスポーティングディレクターを務めるローラン・メキースは、新型コロナウイルス対策として課せられた人員配置の制限によってピットストップが遅くなることはないはずだと語る。新型コロナウイルスの感染対策として導入されるプロトコルの一部として、F1チームはレースに帯同するスタッフの数は80名に制限される。
さらに、チームメンバーが新型コロナウイルスに感染した場合に蔓延を制限する取り組みとして、フェラーリのようなF1チームは、マシン毎のスタッフを隔離するなど独自のソーシャルバブルを設置する。また、フェイスマスクやソーシャルディスタンスを守って作業をすることで、チームメンバーが密接に連携することが困難になり、ガレージの仕事は以前よりも時間がかかることが予想されている。だが、80人の制限のうち、チームの2台のF1マシンの運用に関与できるのは60人以下となっており、これはファンが参加する通常のイベントで適用されている制限と変わらない。そのため、ピットストップに関しては、以前のスピードと変わらずに作業できるとローラン・メキースは考えている。「現在、我々には全体的な人員制限があり、これまでにはなかった合計80人という制限が課せられる」とローラン・メキースは語る。「そのため、主に非技術者を削減しなければならなかった。その結果、ピットストップ業務とエンジニアリング業務はそれほど影響を受けない」「世界的な責任を通じて、我々は制限に関係なくできるだけ少ない人数をレーストラックに連れて行こうとしており、彼らは少し影響を受ける。しかし、全体として、ピットストップや運営に関与する人員数に大きな変化はない」「できる限り多くのことをリモートで実行できるようして、人数を減らした。ご存知のように、フェラーリには我々が『パラレルガレージ』と呼んでいるオペレーションをサポートするリモートガレージがある。我々はできることはすべてリモートで行っている。他のチームもFIAもそうしていると確信している「しかし、ピットストップに関する限り、同じオペレーションが見られるだろう」
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