フェラーリF1は、セバスチャン・ベッテルが2021年の条件を飲まずにチームを離脱した場合、3名の後任候補をリストアップしていると報じられている。La Gazzetta dello Sport によると、フェラーリとセバスチャン・ベッテルは今シーズン以降の将来について話し合ったが、シャルル・ルクレールと同等の給与と2年契約を求めるベッテルと給与削減と1年契約を望むフェラーリとで平行線をたどっているという。
セバスチャン・ベッテルの年俸は推定4000万ドル(約43億円)と言われているが、今年始めに2024年まで契約を延長したシャルル・ルクレールの推定年俸は1000万ドル(約10億円)とされている。先週、セバスチャン・ベッテルは交渉が進行中であり、2020年のシーズンが始まる前に決定することになるかもしれないと述べていた。「契約がどのようなものになろうと、僕とチームが満足するものになるだろう」とセバスチャン・ベッテルは語る。「だから、期間についてはわからない。これまで結んできた契約はたいてい3年契約だった。僕はF1でも経験豊富なドライバーのひとりだけど、最年長ではないし、その点では年齢制限があるとは思っていない」フェラーリは、セバスチャン・ベッテルとの契約がまとまらなかった場合に備え、ダニエル・リカルド(ルノー)、カルロス・サインツ(マクラーレン)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)の3名をリストアップしているという。3名とも2020年末で所属チームとの契約が切れる。だが、2020年のF1世界選手権が開始されていないことでチームはパフォーマンスレベルを評価できないため、交渉は複雑化すると予想されている。ダニエル・リカルドは、2018年にキミ・ライコネンの代役候補としてしばしば名前が挙がっていたが、レッドブルを離れて移籍した先はルノーだった。そして、フェラーリはシャルル・ルクレールをレースシートに昇格させている。フェラーリは、シャルル・ルクレールを将来だと考えており、セバスチャン・ベッテルと含め、チームメイトとなるドライバーは誰もがサポート役を務めることになるかもしれない。
全文を読む