イタリア政府は3月7日(土)、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにロンバルディア州北部と11の近隣州の封鎖を検討していることを明らかにした。イタリアは死者233人、感染者5883人と中国以外では最大のレッドゾーンとなっている。封鎖に違反した人には、罰金または懲役の対象となる可能性があり、警察、場合によってが軍隊が導入されて法案を施行するtも言わされている。New York Timesによると、封鎖が承認されると日曜日に有効になり、4月3日まで継続されるという。
この地域には、フェラーリの拠点であるモデナ県フィオラノ、ピレリが拠点を置くミラノ、ヤマハ MotoGPチームのファクトリーがあるロンバルディア、そして、9回のMotoGPチャンピオンであるバレンティーノ・ロッシが拠点を置くペサロエウルビーノ県も含まれる。現時点では、アルファタウリの拠点がラベンナ県フェエツァは対象地区に含まれていない。仕事上の義務やには手当が与えられることが提案されているが、これにF1やMotoGPチームのスタッフ、さらにはライダーが含まれるかどうかについてはまだ示されていない。2020年のF1シーズンは来週末にオーストラリアで開幕される予定であり、政府はイタリアからの旅行者が入国時に追加のチェックを受けることをすでに発表している。しかし、これまで厳格な渡航禁止はなかった。イタリア政府の動きがオーストラリアのスタンスの変更を促すかどうかは不明となっている。フェラーリは、政府の動向について最新の状況を監視しているが、大部分のフェラーリのF1スタッフは、封鎖が施行される前にメルボルンに向かう可能性が高いため、シーズン開幕戦を進めることは可能と考えられているが、それでも状況がどのように進展するかについて明確化が求められる。イタリアの状況はイタリアのF1チームにのみ影響するが、F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、新型コロナウイルスによる不可抗力でF1チームがレース出場できない場合、世界選手権イベントを開催できないことを明らかにしました。「チームが入国を妨げられた場合、レースを開催することはできない。F1世界選手権のレースではない。それは不公平だ」とロス・ブラウンは Reuters にコメント。「もちろん、チームがレースに参加しないという独自の選択をした場合、それは彼らの決定だ。だが、国の決定によりチームがレースに参加できない場合、公正な競争をすることは困難だ」F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリは、イタリア政府からの最新が進展するよりも先にイタリア人スタッフに対するより厳しい規制に備えていると述べた。ピレリの広報担当者は「我々は同じ人数を連れていくことになります」とコメント。「オーストラリアとバーレーンについては、イタリアから来た約20人の人々が上陸した際に医療チェックに直面することを知っています。ベトナムに到達することについては何も決定されていません。さらなる対応を待っています」