フェラーリF1チームのスポーティングディレクターを務めるローラン・メキーズは、セバスチャン・ベッテルはフェラーリから完全な支援を受け続けていると主張する。2019年にフェラーリでの初年度を迎えたシャルル・ルクレールは、4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルを倒して2024年まで契約を延長。事実上、ベッテルはマラネロでのナンバー1ステータスを失った。
セバスチャン・ベッテルとフェラーリとの契約は今シーズン末で失効するが、現時点で契約延長の情報は聞こえてこない。しかし、ローラン・メキーズは、フェラーリはまだセバスチャン・ベッテルを評価していると語る。「彼はDNAに自然なリーダーシップを持っており、我々のプロジェクトにとって重要な存在だ」とローラン・メキーズは Autosprint にコメント。「彼は常に正しい言葉を見つけることができるし、、落ち着いて、やる気がある。理論的にはドライバーと一緒にいる時間が長くなればなるほど、ドライバーから得ることが多くなる。セバスチャンにもそれが当てはまると言える」2019年は明確なナンバー1ドライバーとしてシーズンを開始したセバスチャン・ベッテルだったが、フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、2020年はベッテルとルクレールを対等に扱うことを示唆している。「彼らはチームを優先して、同じレベルでシーズンを開始します」とマッティア・ビノットは語る。「シーズンのどこかの時点で彼らのどちらかがチャンピオンシップで大きなアドバンテージを持つことになれば、そのときに考えることになるだろう」「そのようなシナリオにおいては、勝利するチャンスを最大限にするためにどちらか1人に集中するのは完全に自然で当然のことだ。だが、今のところはそのことを考えるには時期尚早だ」