フェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットのアカデミーに女性ドライバーを追加したいという欲求はいくつかの批判を受けているが、Wシリーズの代表を務めるキャサリン・ボンド・ミューアはフェラーリの意図を擁護した。フェラーリは、2020年のアカデミーのラインナップを発表。シャルル・ルクレールの弟であるアーサー・ルクレールを含めたドライバーが新たに育成契約を結んだ。しかし、マッティア・ビノットは、近い将来に女性ドライバーをアカデミーのメンバーに追加したいと語っている。
女性だけのレースシリーズを運営しているキャサリン・ボンド・ミューアは、フェラーリを擁護。女性ドライバーを採用したいという欲求は“単なるマーケティングツールではない”と考えている。「当然ながら、Wシリーズからそのドライバーが出てくることを期待しています」とキャサリン・ボンド・ミューアは Crash.net に語った。「フェラーリがソーシャルメディアで宣伝の部類に入れられていることはわかっていますが、1年前に思い返せば、モータースポーツに関与する女性はそれほど多くなかったということを覚えておく必要があります」「モータースポーツで女性について書かれた回数を振り返れば、今よりもはるかに少なくかった。それは私たちが賞賛しなければならないことだと思います」「モータースポーツのすべての女性にとって潮流が高まっています。フェラーリがやろうとしているのは、その潮流を高めることです。私はそれが単なるマーケティング計画ではないと思っています。彼らは女性がF1に参加できるかどうかを本当に見たいと思っていると思います」「そして、彼らが若いスーパースターを引き付け、彼らをアカデミーに連れて行き、ドライバーをF1に導いた最初のチームになれば、率直に言って、彼らに敬意を表します」Wシリーズは2020年に向けて8ラウンドにレースカレンダーを拡大し、F1アメリカGPとF1メキシコGPのラウンドが初めてF1サポートプログラムの一部となることを発表した。2020年のWシリーズのチャンピオンには、F1スーパーライセンスに必要な40ポイントに対して15ポイントが与えられる。初代Wシリーズチャンピオンのジェイミー・チャドウィックは、ウィリアムズの開発ドライバーを務めている。
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