フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、今シーズンを犠牲にした過ちを防ぐために大幅な変更は必要はないが、チームはミスから学び、それらに対処していかければならないと主張する。フェラーリは、夏休み後のF1ベルギーGPで今季初勝利を挙げた後、さらに2勝を挙げたが、ベルギー以降で6戦連続でポールポジションを獲得したにも関わらず、3回しか勝利に変えることはできなかった。
今シーズン、フェラーリは、信頼性の低さ、ドライバーのミス、チームのミスに悩まされ、ドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方でメルセデスに大きく水をあけられた。だが、マッティア・ビノットは、2020年シーズンにむけて大幅な変更は必要ではないと語る。「それぞれのミスを学ぶための教訓という観点で見れば、自分自身を改善することができる」とマッティア・ビノットはコメント。「大きな変化を起こさなければならないとは思わない。それは経験の問題だ。我々は若いチームであり、特に役割に関しては非常に急な学習曲線があるといつも言ってきた。だから、今シーズンの出来事を確実に対処することが本当に重要だ」最後の3戦でフェラーリは1度しか表彰台に上がることができなかったが、マッティア・ビノットはそれは主にライバルの改善によるものだと語る。「メルセデスが日本で空力アップデートを投入したことを忘れてはならない。レッドブル・ホンダも改善を果たしたた。我々のマシンはアブダビのサーキットやトラックにあまり適していなかった。だが、計画という点で我々は最後のレースでパフォーマンスの一部を失ったのはたしかだと思う」「アブダビは非常に具体的だが、なぜ最後セクターで競争力がなかったのか、なぜ新しいタイヤまたはレースの開始時に他のマシンを追いかけることができたのか、タイヤがより摩耗しているときより難しくなかったのについて学ぶべきことがたくさんある」「答えは出ていないが、分析し、学ぶべきことはたくさんある」