フェラーリは、F1ブラジルGP決勝レースで、キミ・ライコネンが6位、ジャンカルロ・フィジケラが11位だった。5番グリッドからスタートしたライコネンは、オープニングラップで3位まで順位をあげたが、マーク・ウェバーと接触。フロントウィングを失い、ピットインを余儀なくされた。ピットレーンでは、燃料ホースを引きちぎってピットアウトしたヘイキ・コバライネンのマシンから吹き出した燃料を浴び、一瞬炎に包まるというアクシデントに見舞われたライコネンだったが、幸いにも大事には至らなかった。
キミ・ライコネン (6位)「1周目で起こったことが僕のレースを台無しにした。まず1コーナーでヒットして、そのあとウェバーをパスしようとしたときにぶつかってフロントウイングを失ってしまった。ピットストップでコバライネンのクルマの燃料ポンプから吹き出したガソリンの水滴がかかって、そのあと炎に包まれて、目が見えなくなった。ストップするつもりだったけど、幸運にも炎はすぐに消えた。いまでも目がヒリヒリしているけど大丈夫だ。リスタートのあと、順位をあげるには戦略を使うしかなかったけど、少なくともポイントを持ち帰ることができた。表彰台を確信していたので残念だ。あと1レースだ。3位を取り戻すためにアブダビで何ができるか見てみるつもりだ」ジャンカルロ・フィジケラ (11位)「最後列からのスタートによって、僕のレースはすでに妥協を強いられていた。そのあと、僕の前でスピンしたコバライネンとの事故もあって、芝生に行かざるを得なくなり、オープニングラップで順位を争うことの妨げになった。僕たちは1ストップ戦略を選択して、それはうまくいったけど、レースの最後の部分でソフトタイヤのグレイニングが現れて、前のクルマのペースに対抗することができなかったし、順位を失いさえした。それに加えて、KERSが気まぐれに働いていた。これまでのフェラーリの僕の経験をみると、全てが計画通りにいった週末はひとつもないので、少し取り乱していることを隠すつもりはないこれから僕たちはみんなにとって新しい会場となるアブダビに向かう。今日僕たちから逃げて行った3位を取り戻すためのを助けるために全力を尽くつもりだ」F1ブラジルGP結果:F1ブラジルGP:優勝はウェバー、バトンがワールドチャンピオン!
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