フェラーリは、今週末のF1イタリアGPでセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールに“スペック3”パワーユニットを投入し、さらなるパフォーマンス向上を図ることを確認した。先週末のF1ベルギーGPでは、メルセデスとレッドブル・ホンダが少なくとも1台に最新のエンジンを投入したが、フェラーリはカスタマーチームであるハースとアルファロメオにだけ最新エンジンを提供することを選択した。
だが、予選ではアルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッルィのエンジンが故障。フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、レース後にエンジン問題について徹底的な調査が行われるとしていた。F1イタリアGPのプレビューのなかで、マッティア・ビノットは、ホームレースとなるモンツァで両方のドライバーにアップデート版パワーユニットを投入する計画を進めていることを明らかにした。「我々のホームグランプリの時間だ。前ラウンドのスパ・フランコルシャンのウィナーとしてモンツァに臨むにはこれ以上の方法はない。ここまでの簡単なシーズンとは程遠いものだった時期に多くのサポートをしてくれたファンに感謝している」とマッティア・ビノットはコメント。「モンツァは非常に高い平均速度で走るコースであり、ロングストレートとヘビーブレーキングを特徴とし、ローダウンフォースパッケージで走る。今週末、我々は3基目のパワーユニットを投入する予定だ」スパでのシャルル・ルクレールの勝利に続き、トップスピードで優位に立つフェラーリはモンツァでも優勝候補に挙げられている。しかし、マッティア・ビノットはホームレースで勝つためにはすべてを完璧に行わなければならないと語る。「ベルギーでは勝つためにすべてを完璧に行う必要があった。モンツァでもまさにそれが目標だ。ミスをする余地はない」とマッティア・ビノットはコメント。「我々のホームレースは常に重要だが、今回はスクーデリア・フェラーリの90周年なので特に重要だ。ホームのファンの前でレースをすることは常に後押しとなり、良いパフォーマンスを発揮するというさらなるモチベーションになる」「モンツァのような表彰台は他にはない。我々はイタリアのファンよりも優れた観客はいないと思っている」
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